アトピーの食事療法と体温調節の考え方

私は39歳の男性、無職です。

社会人になってアトピーが悪化し、食事制限も継続が難しい上、効果もあまり見られませんでした。季節によってアトピーの状態が違うことから、体温調節を意識するようになりました。

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社会に出て慣れない環境でアトピー悪化

私は以前、アトピーでずっと苦しんでいました。今回は、その時の症状と食事の摂り方について記述致します。

子供の頃から肌が弱く、冬になれば手の指が荒れる事から、台所での水仕事はずっと避けて来ました。

しかし、肌の症状が特に悪化したのは新卒で入社した会社が原因でした。入社後に就いた業務は他社へ派遣されるものでした。その業界の知識や常識を全く知らない素人が他社へ派遣される事はあるにせよ、自分には難しい事ばかりでした。日々の業務や他社に対する緊張感、日勤・夜勤に慣れない体内時計、全て精神的なものばかりでした。

すぐに皮膚に異常が出ました。手の指の皮膚が荒れ、鼻の下もかゆく、目は掻き過ぎて常に充血し目の周りは赤く腫れました。痒くて、掻く度に血が出て止血して、また掻いての繰り返し。洗顔するのにも痛みが生じる程でした。医者からはアトピーと診断され、塗り薬や飲み薬を処方されましたが、どれも全く効きませんでした。

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アトピーのための食事制限は難しい

私は医者から処方された薬とは別に、独自にアトピーに効果のあると言われているものを試してみました。漢方薬局で塗り薬やお茶を購入しましたが、全く効果がありませんでした。漢方は即効性を期待できず、飲み続け体質が変わる事により効果が期待出来るものと思います。アトピーの痒みをすぐに改善したかったので、長続きはしませんでした。

食事では卵や肉類を控えました。しかし、実際には効果は無かったと思います。他にもビールを極力控えましたが、効果の検証が難しく、アルコールの原料というより別の要素で効果が期待できると思うので、詳しく後述します。

私はアトピーに罹り、医者の診察や処方された薬だけでは効果が無く、食事にも制限を掛けましたが、そもそも食事制限は継続するのが難しいことでした。それは、家族で一人だけ別メニューを用意するのが難しいのというのが理由のひとつです。

アトピーの食事療法の場合、食材から意識しなければならないので、食材の準備をしてから調理に掛かるのは非常に難しい事です。簡単レシピとは全く違う、手の込んだ料理以上に制限がある為、毎日継続するのは困難です。更に突き詰めると、食材に神経質になり食べる物も無くなります。アトピーの食事療法に拘る事を意識すると、一般の日常生活を送るのも難しいものになります。

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季節でアトピーの重症度が違うことから、体温調節を意識するように

数年に渡りアトピーと付き合う内に、季節でアトピーの重症度が違う事に気付きました。

ポイントは身体の熱さというのでしょうか。身体の暑さが一定以上を超えれば、アトピーが重症化しました。例えば、冬は外気が寒いので身体は冷えていますが、必要以上に温めないようにします。熱いお風呂に入り身体は温めない。食事は極端に熱いものは食べない。春や秋は一年で一番食事において、比較的気を使わずに済みました。この時期の食事は余り熱い物は食べない事を意識します。

一番苦労したのは夏です。外気は熱く、汗をかく程熱い為、工夫が必要です。身体を徹底的に冷やして、痒みを抑えました。お風呂はお湯というより水を少し温めた程度の水温で長時間浸かり身体を冷やします。食事も熱いものは食べません。身体を冷やす料理、例えば蕎麦やうどんの冷たい食事を積極的にとります。冬は多少はビールを飲んで身体を温めてもいいのですが、夏は刺激物であるキムチやワサビ、ビールを飲むと身体が熱くなるので控えました。

つまり、食事療法は懸命になり過ぎる程はやり過ぎない。一番は体温調節を怠らない。体温調節の一環で食事の摂り方を意識したと言う方が当時のアトピー対策を語る上で適切だと思います。

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