ワセリンは肌を守る強い味方!その効果は?使い方は?
ワセリンはとっても地味だけれど、お肌にとってはとても強い味方です。そのワセリンについて、その効果と使い方を見てみたいと思います。
ワセリンはお肌の強い味方
ワセリンというと、良い香りがするわけでもないし、ステキなパッケージに入っているわけでもないし。とっても地味で、「薬」のイメージがありますね。
ワセリンはパッケージやチューブにも書いてありますが、「基剤」と呼ばれるもので、薬をこれに混ぜて服用(使用)しやすくするものです。ワセリンは軟膏用の「基剤」の代表的なもので、これ自体には薬効成分は入っていないんです。
このワセリン、地味で香りも何もなく、薬効がない(ということは悪さもしない)ので、とても便利でお肌の強い味方になってくれるわけですね。
ワセリンはその精製度によって、通常4種類に分けられます。精製度の低い順から、「(黄色)ワセリン」「白色ワセリン」「プロペト」「サンホワイト」です。ワセリンには副作用がまずありません。ただし精製度の低いものを使った場合には、ごくまれにかぶれたり油焼けをしたりということが起こり得るようです。肌が敏感なら、精製度の高いものを使って、あまりに古いものは使わないようにしましょう(ワセリンが古くなって酸化をするのは数年たってからと言われていますので、普通に日常使っていれば数年も同じものを使うということはないと思うので、気にしなくて良いレベルだと思います)。
私は長年ワセリンを使っていますが(赤ちゃんの時からのアトピーです)、私自身ワセリンで副作用が出たという経験はありません。ちなみに私がいつも使っているのは「白色ワセリン」です。
ワセリンを上手に使って、肌の状態をコントロールしてみましょう。
ワセリンの効果
先にも書きましたが、ワセリンは薬ではありませんので、「薬効」はありません。
でも薬効がないからこそ、いろいろなものと組み合わせても安心して使えるわけですし、使いすぎの心配もしなくて良いんです。それにワセリンは安価なので、それも嬉しいところですね。
ワセリンは「保湿剤」と言われていますが、肌に浸透して潤いを与える保湿剤ではなくて、肌の表面から水分が蒸発するのを防ぐという意味での「保湿」をしてくれます。
肌に浸透しない→角質層に侵入しないで、肌の表面に膜を作ってくれるイメージですね。この膜で水分の蒸発を防いで、外から入ってこようとするものをシャットアウトもしてくれるわけです。
ワセリンには界面活性剤が入っていません。界面活性剤は、ほとんどのクリームや化粧品に使われているものです。界面活性剤にはいろいろな種類があって、一般的に肌のバリアを壊すと言われているのは、お化粧を落とすクレンジング剤や洗顔剤です。普通のクリームなどに使われている界面活性剤は、ほとんどバリアを壊さないと言われています。でも肌が敏感だと、なるべく安心なものを使いたいですよね。これ以上バリア機能が壊されたら大変!
というわけで、ワセリンはその点でも安心なんです。
ワセリンの使い方
そのワセリンの上手な使い方です。
ワセリンは肌に浸透しないので、肌に潤いを与える、という役割はしません。あくまでも、肌の乾燥を防ぎ、守る、という目的で使います。
(アトピーで敏感で乾燥肌の)私が一番便利だと思っているのは、肌に直接付けたくないものの下地に使うことです。
もちろんお化粧の時にも使います。化粧水などで保湿(肌に浸透させる保湿)してから、ワセリンを塗ります(厚く塗る必要はありません)。その上からお化粧をします。化粧品は自然系のもの、肌への刺激の少ないものを使っていますが、それでもワセリンなしでお化粧をするのは抵抗があるんです。
日焼け止めを塗る時にも、ワセリンを塗ってからです。アトピーが出ているところ、アトピーが出ることがあるところには(肌の敏感な部分)、ワセリンを塗ってから日焼け止めを塗ることにしています。
乾燥している時期に身体にワセリンを塗る時には、お風呂上がりにまだ肌が乾燥する前に(少し濡れているくらいでも大丈夫です)、ワセリンを手に取って両手の平をこすり合わせて伸ばして、それを身体に薄く塗ると良いと思います。ベタベタに厚く塗るのは逆効果になります。ワセリンは水とも馴染むので、肌に残る水分を取りこみながら塗る感じですね。
唇がかさついている時にも、ワセリンは実力を発揮します。私が最初にこれを試した時には、かさつきに薬はいらないんだな~、と感動してしまいました。
唇へのワセリンの使い方についてはこちらに詳しく書いているので、参考にしてください。
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